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非情の罠(53) | 現金に体を張れ(56) | 突撃(57) |
スパルタカス(60) | ロリータ(62) | 博士の異常な愛情(64) |
2001年宇宙の旅(68) | 時計じかけのオレンジ(71) | バリー・リンドン(75) |
シャイニング(80) | フルメタル・ジャケット(87) | アイズ・ワイド・シャット(99) |
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ダウンタウン物語(76) | ミッドナイト・エクスプレス(78) | フェーム(80) |
ピンクフロイド/ザ・ウォール(82) | バーディ(84) | エンゼル・ハート(87) |
ミシシッピー・バーニング(88) | 愛と哀しみの旅路(90) | ザ・コミットメント(91) |
ケロッグ博士(94) | エビータ(96) | アンジェラの灰(99) |
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ティム・バートンの特異な風貌を眺めていると、他人とのコミュニケーションがうまくとれずに悩む孤独なオタク少年がそのまま大人になったようなと形容したくなってくるが、実際のテイム・バートンの少年時代もその形容どおりの少年であったようだ。
神経過敏で孤独な少年のご多分に漏れず、彼も幼い頃からSFコミックスや怪奇映画といった空想の世界に遊ぶことが好きな少年で、招来はゴジラを演じる役者になりたいと秘かに夢見ていたという。 そんな少年時代の夢の実現がディズニー・スタジオへの入社から始まった。 アニメーターとして働いていた彼は機会をえてストップ・モーション・アニメの短編「ビンセント」を監督し、これによって早くもその特異な才能が認められるようになる。 さらに実写映画「フランケンウィニー」を発表することで劇映画への足がかりとし、ディズニー退社後は本格的に劇場映画の世界へと邁進していくことになる。 そして1988年、悪のりユーレイ映画「ビートル・ジュース」で一気にその才能を開花させることになる。 その後は大作「バットマン」への大抜擢を経て「シザーハンズ」「バットマン・リターンズ」「エド・ウッド」「マーズ・アタック」と快進撃を続けていくことになる。 このように少年時代の夢の実現を見事に果たしたわけであるが、そのいずれの作品もが少年時代に夢想していた世界を映像化したようなものばかりで、そこにティム・バートンの子供時代からの変わらぬこだわりを見ることができるのだ。 実に少年時代と直結した自由で奔放な発想こそがティム・バートン映画の独自性であり、真骨頂なのである。 おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかさ、楽しさのなかから滲み出てくる独自の詩情にいちど捉えられるといつまでもアトを引くといった不思議な魅力を彼の作品は備えているのである。 |
ビートル・ジュース(88) | バットマン(89) |
シザーハンズ(90) | バットマン・リターンズ(92) |
エド・ウッド(94) | マーズ・アタック(98) |
スリーピー・ホロウ(99) | 猿の惑星(00) |
ビッグ・フィッシュ(03) | チャーリーとチョコレート工場(05) |
スウィーニー・トッド(07) |
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アメリカ映画における黒人俳優といえば、かつてはシドニー・ボワチエひとりが孤軍奮闘するという時代が長かったが、現在ではデンゼル・ワシントン、ウェズリー・スナイプス、サミュエル・L・ジャクソン、ダニー・グローヴァー、フォレスト・ウイテカー、ローレンス・フィシュバーン、エディ・マーフィー、キューバ・グッディング・ジュニア、ウィル・スミス、クリス・タッカー、さらに女優ではウーピー・ゴールドバーグ、ヴァネッサ・ウィリアムズ、アンジェラ・バセット、ホイットニー・ヒューストンといったところがたちどころに思い浮かぶ。
まさに百花繚乱のにぎわいである。 また「ディープ・インパクト」ではモーガン・フリーマンが大統領を演じるといったふうに、かってのハリウッド映画ではとうてい考えられないようなことまでが登場しており、そうしたことからもいまやハリウッドは黒人俳優の存在をぬきにしては成立しえないといった状態である。 だがこうしたにぎわいのいっぽうで現実のアメリカ社会では依然黒人にたいする人種差別は根深く存在し、黒人の社会的な地位の低さや貧困、犯罪といった問題も大きく存在し続けている。 そうした問題に鋭く視線を送り続けているのが黒人映画を代表する監督スパイク・リーである。 彼は初期の作品から一貫してこうした黒人社会の問題をとりあげて映画を作り続けている。 また先にあげた黒人俳優たちの活躍のきっかけにスパイク・リーの映画が大きな役割を果たしたということも見逃せない事実である。 例えばデンゼル・ワシントンは「モ・ベター・ブルース」「マルコムX」といった作品で、ウェズリー・スナイプスは「モ・ベター・ブルース」「ジャングル・フィーバー」といった作品で大きく注目を浴びている。 サミュエル・L・ジャクソンは「ドゥ・ザ・ライト・シング」「モ・ベター・ブルース」「ジャングル・フィーバー」といった作品によって広く世間に認知されるようになった。 さらにローレンス・フィシュバーン、アンジェラ・バセットなども同様である。 だがそうしたことはあくまでも副産物にすぎず、なによりも彼の映画が質の高い黒人映画であり、常に社会に対して鋭いメッセージを送り続けている作家であるということが重要なことである。 それは黒人独自の視点で描かれた世界であり、黒人でなければ描き得ないような奥深い内面を時には過激に、時には静かに描いていくものだ。 そんな多彩さこそがスパイク・リーの映画の真骨頂なのである。 インディーズ映画の匂いを放ちながら、大作もこなしていく。 さらにメッセージ性の強い側面を持ちながらそれだけではない映画本来の面白さを巧みに織り交ぜていく。 そうした独善に陥ることのない確かな手法を身につけているところが彼の映画の力強さであろう。 さらにブラック・スピリットを描きながらも人間本来の普遍性を獲得しているところがスパイク・リーの映画が大きく評価されるところである。 |
ドゥ・ザ・ライト・シング(89) | モ・ベター・ブルース(90) |
ジャングル・フィーバー(91) | マルコムX(92) |
クルックリン(94) | クロッカーズ(95) |
ゲット・オン・ザ・バス(98) | ラストゲーム(98) |
サマー・オブ・サム(99) | 25時(02) |
インサイド・マン(06) |
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