ベスト・オブ・ミステリー
 
 
 
 
  
 レベッカ 40米 REBECCA 
  
 製作 デビッド・O・セルズニック 監督 アルフレッド・ヒッチコック  
 原作 ダフネ・デュ・モーリア 脚本 ロバート・E・シャーウッド  
 撮影 ジョージ・バーンズ 音楽 フランツ・ワックスマン  
 出演 ローレンス・オリビエ/ジョーン・フォンテーン/ジョージ・サンダース  


 アカデミー作品賞 
 
 
 
 
 
   
 ガス燈 44米 GASLIGHT 
 製作 アーサー・オーンブローJr 監督 ジョージ・キューカー  
 原作 パトリック・ハミルトン   
 ■脚本 ジョン・ヴァン・ドルーテン/ウォルター・ライシュ  
       ジョン・L・バルダーストン  
 ■撮影 ジョセフ・ルッテンバーグ 音楽 ブリニスラウ・ケイパー  
 出演 シャルル・ボワイエ/イングリット・バーグマン/ジョセフ・コットン  


 アカデミー&ゴールデングローブ主演女優賞(イングリット・バーグマン) 
 
 
 
 
 
  
 飾り窓の女 44米 THE WOMAN IN THE WINDOW 
  
 製作・脚本 ナナリー・ジョンソン 監督 フリッツ・ラング  
 原作 J・H・ウォーリス 撮影 ミルトン・クラスナー  
 音楽 アーサー・ラング  
 出演 エドワード・G・ロビンソン/ショーン・ベネット/ダン・デュリエ  
       レイモンド・マッセイ/エドモンド・ブレオン  

 
 
 
 
   
 深夜の告白 44米 DOUBLE INDEMNITY 
  
 製作 ジョセフ・シストロム 監督・脚本 ビリー・ワイルダー  
 原作 ジェームズ・M・ケイン 脚本 レイモンド・チャンドラー  
 撮影 ジョン・F・サイツ 音楽 ミクロス・ローザ  
 出演 バーバラ・スタンウィック/フレッド・マクマレー  
 エドワード・G・ロビンソン/ジーン・ヒーザー/トム・パワーズ  


 保険勧誘先の人妻に誘われるままに不倫をし、彼女にそそのかされて夫殺しの片棒を担ぐことになってしまった男の悲劇を描いた傑作ミステリー。 
 原作はジェームズ・M・ケイン、この作家の小説に「郵便配達は二度ベルを鳴らす」があるが、こちらも同じく夫殺しを描いた作品で、過去3回映画化されている。 
 保険外交員の男が深夜、自分が勤める保険会社の一室で録音機に向かって保険金殺人を告白するという場面から映画は始まる。 
 これがタイトルの「深夜の告白」の由来である。 
 「私はひとりの女のために人を殺した。だが金も女も手に入らなかった。」という男のセリフがこの映画のすべてを語っている。 
 男の運命を狂わせるファム・ファタールをバーバラ・スタンウィックが魅力たっぷりに演じている。 
 彼女の妖艶さを見ていると男がそれに振り回されるのもむべなるかなと思わせるものがある。 
 そんな彼女の悪女ぶりを象徴しているのが車のなかで行われる殺人シーンである。 
 彼女が運転する車の後部席に隠れていた男が助手席に座った夫の首をしめて殺すという場面だが、ここでカメラは殺人の様子をいっさい写さず、表情をまったく変えずに運転するバーバラ・スタンウィックの冷酷な顔だけを写し続ける。 
 それがかえってこのシーンのスリルと怖さを生みだしている。 
 これは残酷描写を規制する当時の映画コードに触れないようにと配慮した結果考え出された描写ということだが、ワイルダーはそれを逆手にとってこの映画的な表現を作りだしたのだ。 
 完全犯罪と思われた事件であったが、エドワード・G・ロビンソン演じる保険会社の部長がそれを見破ることになる。 
 捜査が進むにつれ、犯罪の一部始終を見せられて犯人に感情移入させられていたわれわれ観客はめいっぱいハラハラドキドキさせられることになる。 
 フィルムノワールの傑作と呼ぶにふさわしい見事な作品である。 
 この映画の脚本を共同で書いたのがあのハードボイルド作家のレイモンド・チャンドラーというのも興味深いところである。  ( 2002/11/25 )

 
 
 
 
   
 落ちた偶像 48英 THE FALLEN IDOL 
  
 監督・脚本 キャロル・リード 原作・脚本 グレアム・グリーン  
 撮影 ジョルジュ・ペリナール  
 出演 ラルフ・リチャードソン/ミシェル・モルガン/ボビー・ヘンリー  
  




 ヴェネチア映画祭脚本賞 
 
 
 
 
 
    
 第3の男 49英 THE THERD MAN 
  
 監督・脚本 キャロル・リード 原作・脚本 グレアム・グリーン  
 脚本 マビー・プール 撮影 ロバート・クラスカー  
 音楽 アントン・カラス 出演 ジョセフ・コットン/オーソン・ウェルズ   
       アリダ・ヴァリ/トレヴァー・ハワード  




 アカデミー撮影賞、カンヌ映画祭グランプリ 
 
 
 
 
 
 
   
 ダイヤルMを廻せ 54米 DIAL M FOR MURDER 
  
 製作・監督 アルフレッド・ヒッチコック  
 原作・脚本 フレデリック・ノット 撮影 ロバート・バークス  
 美術 エドワード・カレア 音楽 ディミトリ・ティオムキン  
 出演 グレース・ケリー/レイ・ミランド/ロバート・カミングス  


 
 
 
 
 
  
 悪魔のような女 55仏 LES DIABOLIQUES 
  
 製作・監督・脚本 アンリ・ジョルジュ・クルーゾー  
 原作 ピエール・ボワロー/トマ・ナルスジャック  
 撮影 アルマン・ティラール  
 出演 シモーヌ・シニョレ/ヴェラ・クルーゾー/ポール・ムーリス  


 
 
 
 
 
   
 めまい 58米 VERTIGO 
  
 製作・監督 アルフレッド・ヒッチコック  
 脚本 アレック・コベル/サミュエル・テーラー  
 撮影 ロバート・バークス 音楽 バーナード・ハーマン  
 出演 ジェームス・スチュアート/キム・ノヴァク/バーバラ・ベル・ゲデス  


 
 
 
 
 
   
 プラスティック・ナイトメアー/仮面の情事 91米 SHATTERED 
 製作総指揮 ラリー・シュガー/マイケル・ロイ  
 製作 ジョン・A・デイビス/デビッド・コーダ  
 製作・監督・脚本 ウォルフガング・ペーターゼン 原作 リチャード・ニーリー  
 撮影 ラズロ・コバックス 音楽 アラン・シルベストリ  
 出演 トム・ベレンジャー/グレタ・スカッキ/ボブ・ホプキンス  
   ジョアン・ウォーリー・キルマー/コービン・バーンセン  


  
 
 
 
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