2001年日本作品
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監督/脚本: 大谷健太郎 プロデューサー:
武藤起一/ 久保田修
エグゼクティブプロデューサー:
樫野孝人/ 麓一志/ 泉英次
撮影: 鈴木一博 音楽: 上田禎
出演: 瀬戸朝香/ 塚本晋也/ 市川実日子/
村上淳/ 鈴木一真
徳井優/ 辻香緒里/ あだち理絵子/
山口美也子/ 大杉漣 |
2組の夫婦のもつれた関係を軽妙に描いたデビュー作「アベック・モンマリ」で、その手腕を高く評価された大谷健太郎の監督第2作目。
「とらばいゆ」とはフランス語で仕事、職業を意味する言葉。
物語を織りなすのが2組の男女で、その組み合わせが勝ち気な女と気弱な男というところは前作「アベック・モンマリ」同様である。
そして会話主体の展開によってストーリーが流れていくというのも同様である。
その同じスタイルのうえに「女流棋士」というちょっと変わった職業を設定して味付けしたのが本作である。
主人公の麻美は最近スランプに陥っている女流棋士。
理解あるエリート・サラリーマンを夫にもち、そのおかげで経済的には恵まれた生活を送っている。
だがままならない対局のせいで、そんな夫と衝突を繰り返すばかり。
いっぽう妹の里美も姉と同じく女流棋士で、こちらは最近勝ち続けて絶好調である。
それというのも私生活で新しくミュージシャンの恋人ができ、同棲を始めたばかりで、料理好きの彼に家事いっさいをまかせ、将棋に集中ができる環境を手にしたということも大きな理由のひとつである。
だがそんな彼女も元カレとデートしていたことがバレて険悪な状態に陥っている。
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