THE SEARCH FOR ONE-EYED JIMMY
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片目のジミー
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1996年アメリカ作品
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監督・脚本:サム・ヘンリー・カス
製作:リサ・ブルース/ヘンリー・ニクソン
撮影:チャック・レベイ 音楽:ウイリアム・ブルーム
出演:マイケル・バダルコ/ニック・タトゥーロ/レイ・マンシーニ
アン・メアラ/アダム・ルフェーヴル/スティーブ・ブシェミ
サミュエル・L・ジャクソン/ジョン・タトゥーロ/ホルト・マッカラニー
サム・ジャクソン/ジェニファー・ビールス/サム・ロックウェル |
舞台はニューヨークのブルックリン。
そこに住む少し知的障害のある青年ジミーが突然行方不明になったことから物語は始まる。
それを愛すべきおかしな隣人たちが大もめにもめながら捜索していく。
そしてそこでたまたま自主映画の撮影をしていた元住人の若者レスがこの捜索に興味をもち一部始終を撮影していくことになる。
つぎつぎと登場してくる変なキャラクターたちの風変わりさを楽しむのがこの映画のみどころだ。
それを愛すべきと見るかどうかでこの映画の評価が別れてくるが、私はけっこう楽しめた。
なんといっても登場してくる顔ぶれが皆個性的な俳優ばかりで、スティーブ・ブシェミをはじめジョン・タトゥーロ、サム・ロックウェル、サミュエル・L・ジャクソンといった面々で、こういったインディーズ映画には欠かせない有名どころばかりが顔を見せている。
さらにはジョン・タトゥーロの実妹(姉?)アイダ・タトゥーロ、実弟ニック・タトゥーロといった珍しいところも登場、これにマイケル・バダルコ、ジェニファー・ビールスなどがからんでくるという賑やかさだ。
そんな彼らがこの事件で持て余した暇をつぶせると、これ幸いに捜索に加わっていく。
ほとんど遊び感覚、暇つぶしの物見遊山といった案配である。
はたして彼ら全員が行方不明者ジミーのことを心配しているのかどうか、少々あやしいものだが、そんな彼らが放つ強引な自己主張は強烈でなかなか味がある。
最後は大山鳴動、ネズミ1匹といった結末であっけにとられてしまうが、ここで初めて登場してくる片目のジョーことサム・ロックウェルの情けなさがけっこう笑える。
誰にでもお勧めできるというわけではないが、なかなか愛すべき1本ではある。
2002/01/25
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