1999年アメリカ作品
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監督: ジョン・タートルトーブ 原作:
ダニエル・クイン
脚本: ジェラルド・ディペゴ 製作:
マイケル・テイラー/バーバラ・ボイル
撮影: フィリップ・ルースロ 音楽:
ダニー・エルフマン
出演: アンソニー・ホプキンス/キューバ・グッディング・Jr
ドナルド・サザーランド/モーラ・ティアニー/ジョージ・ズンザ
ジョン・アシュトン |
ルワンダの密林奥深くで2年近くも行方不明になっていた人類学者が発見される。
彼の名はイーサン・パウエル。マイアミ大学の元教授で高名な人類学者であった。
だがその時の彼はまるでけだもの同然で、国立公園のレンジャー隊員2人を惨殺する。
そしてひとことも言葉を喋らぬ彼は精神異常者と見なされ、アメリカに強制送還、重犯罪刑務所ハーモニーベイに投獄されることになる。
そんな彼に興味を抱いたマイアミ大学の精神科医が事件の真相を知ろうと彼に接近する。
心を閉ざしたイーサン・パウエルが果たして心を開くのか、そして空白の2年間に何があったのか、そんな興味をつなぎながら物語は展開していくが、前半の謎に満ちた内容に反して後半の真相はやはり予想通り平凡なもので、せっかくの期待が尻すぼみで終わってしまった。
いったいあの狂気はなんだったんだ?予想していたとはいえ、こんなふうに肩すかしをくうと文句のひとつもいってみたくなる。
「カッコーの巣の上で」「ショーシャンクの空に」そして「愛は霧のなかに」のいいとこ取りを狙ったような内容が、見事に外れたといったところか。
2002/01/21
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