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●監督:アラン・テイラー ●原案:イタロ・カルヴィーノ
●脚本:デヴィッド・エプスタイン ●製作:ウベルト・パゾリーニ ●撮影:ジョン・トーマス ●音楽:レイチェル・ポートマン ●出演:ヴィンセント・ギャロ/ウィリアム・フォーサイス/フランシス・マクドーマンド アダム・トレーズ/リサ・ゲイ・ハミルトン/キム・ディケンズ/ダグラス・シール 1996年アメリカ作品
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●監督・脚本:マジッド・マジディ ●製作:アリ・カルー/ネーディ・キャリミ
●美術:アスガー・ネジャド=イマニ ●撮影:マームド・ダウーディ ●音楽:ケイバン・ジャハンシャヒー ●出演:ホセイン・マージゥーブ/モフセン・ラマザーニ/エルハム・シャリフィ 1999年イラン作品
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原題が「THE COLOUR OF PARADISE」となっているように色彩豊かな自然描写が美しい。
さらに自然が発する様々な音をその映像に重ねることでよりいっそうの効果をあげている。 主人公の少年が盲目ということから考えればこれは当然の配慮だろうが、なかでも鳥がさえずる声やキツツキが木をたたく音を自然と少年との意志交換の役目を果たしているかのように使われているのが印象的だ。 まるでモールス信号のように聞こえるその音を少年は点字が変形したものと捉えており、点字に置き換えて読み解こうとする。 それはまるで神の声を聞こうとする方法のようにも思えてくる。 なぜ自分は盲目に生まれてきたのか、なぜ父親は自分を愛してくれないのかと問いかける。 だがいつまで待っても答えは返ってこない。 それどころか彼を持て余した父親によって遠く離れた盲目の大工のもとに弟子入りさせるという名目で追いやられてしまうことになる。 そして迎える劇的なクライマックス、それに続く宗教的な色彩を帯びた結末が強い余韻を残す。 劇中、少年が語る次のような言葉がいつまでも胸に残る。 「先生は言った。神様は目の見えない人のほうが好きだと。ぼくは聞いた。それならなぜ神様を見えなくさせるのかと。そしたら先生は神様には姿がない、どこにでもいるから神様を感じられる。君たちは手で見えるって。ぼくはどこでも探す。神様に触れる日まで探すよ。心のなかのすべてを神様に話せる日まで」 果たして少年は神様に触れることができたのだろうか? いや、間違いなく彼は触れたに違いない、そんな気持ちにさせられるラストシーンであった。 マジッド・マジディ監督が「運動靴と赤い金魚」に続いて放った感動的な少年の物語である。 2001/12/20
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●監督・脚本:ジャンニ・アメリオ
●製作:マリオ・チェッキ・ゴーリ/ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ ●出演:エンリコ・ロー・ヴェルソ/フランチェスコ・ジュフリッダ ロザリア・ダンツェ/クラウディオ・コンタルテセ 1998年イタリア作品
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●監督:パトリス・ルコント ●脚本:クロード・ファラルド
●製作:フレデリック・ブリヨン/ジル・ルグラン ●撮影:エデュアルド・セラ ●音楽:パスカル・エスティーヴ ●出演:ジュリエット・ビノシュ/ダニエル・オートゥイユ/エミール・クストリッツァ ミシェル・デュショーソワ 1999年フランス作品
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