2000年8月 NO.3
  
 
 WILD WILD WEST
8/10 ワイルド・ワイルド・ウエスト

 
●監督・製作:バリー・ソネンフェルド ●製作:ジョン・ピーターズ 
●脚本:S・S・ウィルソン/ブレント・マドック/ジェフリー・プライス  
●撮影:ミヒャエル・バルハウス ●音楽:エルマー・バーンスタイン  
●出演:ウィル・スミス/ケヴィン・クライン/ケネス・ブラナー  
 サルマ・ハエック/M・エメット・ウォルシュ/テッド・レヴィン  
  
1999年アメリカ作品 

 南北戦争後のアメリカを舞台に、合衆国乗っ取りを画策するマッド・サイエンチスト、ラブレス博士(ケネス・ブラナー)とそれを阻止しようとする連邦捜査官ゴードン(ケビン・クライン)とガンマン、ジム・ウエスト(ウィル・スミス)の闘いを描いたアクション・コメディ。 
 枠組みはウエスタンだが、それにマッドサイエンティストの作りだす奇怪な発明品の数々を登場させることでSFファンタジックな味付けをしており、物語よりもこちらのレトロな発明品を見ているほうが数段面白い。 
 そのなかでもとくに蒸気駆動の巨大タランチュラが見ごたえがあり、クライマックスも要塞のようなこのタランチュラ内部で繰り広げられることになる。 
 主役のふたり(ケビン・クラインとウィル・スミス)よりもラブレス博士を演じたケネス・ブラナーの怪演のほうが強く印象に残る。 
 こういう映画ではえてして悪役のほうがもうけ役になるものだ。

 
 
 LOOKING AFTER JO JO
8/11 フェローズ

 
●監督:ジョン・マッケンジー ●製作総指揮:アンドレア・コルダーウッド 
●脚本:フランク・ディージー 
●撮影:ウォルター・マッギル ●音楽:マーク・ライダー  
●出演:ロバート・カーライル/パトリシア・ブレイク/ジェニー・マックリンドル 
 ジョージ・アントン/ケネス・ブライアンズ/マット・コステロ   
  
1998年イギリス作品 

 ロバート・カーライル主演の犯罪映画ということでレンタルビデオで借りたのだが、これは劇場用映画ではなくTV用映画であった。 
 イギリス映画の監督たちのなかにはテレビ映画出身者が数多くいる。 
 そしてTV映画には秀作が多く、(例えばマイケル・ウィンターボトムの「GO NOW」などもTV映画だ)優れたTV映画は時には劇場公開されることもあるという。 
 この映画もそういった類のものに違いない。 
 しかしかなり力の入った映画という印象はあるものの、残念ながらいまひとつ好みではない。 
 ロバート・カーライル主演の犯罪映画といえば「フェイス」がよかったが、この「フェローズ」も基本的には「フェイス」の線を狙っているように思われる。 
 だが成功しているとは言い難い。 
 ただしどんな映画であろうとも、やはりロバート・カーライルは独特の存在感があってとてもいい。

 
 
 BROKEDOWN PALACE
8/15 ブロークダウン・パレス

 
●監督・製作:ジョナサン・カプラン ●製作総指揮:A・キットマン・ホー 
●製作:アダム・フィールズ ●脚本:デイビッド・アラタ  
●撮影:ニュートン・トーマス・シーゲル ●音楽:デイビッド・ニューマン  
●出演:クレア・デインズ/ケイト・ベッキンセール/ビル・プルマン  
 ジャクリーン・キム/ルー・ダイアモンド・フィリップス/ダニエル・ラペーン  
  
1999年アメリカ作品 

 高校の卒業旅行でタイを訪れたふたりのアメリカ人女性が麻薬犯罪に関わったとして無実の罪で刑務所に収監される。 
 その劣悪な環境の刑務所でなんとか無実を晴らそうと悪戦苦闘する、いわば女性版「ミッドナイト・エクスプレス」ともいうべき映画である。 
 言葉も通じず頼るものもない異国の地でこうした事件に遭遇することの怖さ、心細さがダイレクトに伝わってくる。 
 人生、一寸先には何が起きるか分からない。

 
 
 PLACE VENDOME
8/15 ヴァンドーム広場

 
●監督・脚本:ニコル・ガルシア ●製作総指揮:クリスティーヌ・ゴズラン 
●製作:アラン・サルド ●脚本:ジャック・フィエスキ  
●撮影:ロラン・ダイヤン ●音楽:リチャード・ロビンス  
●出演:カトリーヌ・ドヌーヴ/エマニュエル・セニエ/ジャック・デュトロン  
 ジャン=ピエール・バクリ/ベルナール・フレッソン/フランソワ・ベルレアン  
  
1998年フランス作品 

 最初から最後まで登場人物たちが何をしようとしているのかがよく解らない映画だった。 
 難解というのではなくストーリーや人間関係がいまいちよく理解できない。 
 何を悩み、何を考え、何をしようとしているのかがよく伝わってこない。 
 犯罪映画なのか恋愛映画なのか、焦点がぼやけていっこうにおもしろくない。 
 何とも中途半端な映画である。 
 こういうもってまわった表現の仕方というのはフランス映画にはしばしば見うけられるパターンだが、もっと見せるということに真摯であるべきだ。

 
 
 IL CICLONE
8/15 踊れトスカーナ!

 
●監督・脚本:レオナルド・ピエラッチョーニ ●脚本:ジョヴァンニ・ヴェロネージ 
●製作:ヴィットリオ&リタ・チェッキ・ゴーリ  
●撮影:ロベルト・フォルツァ ●音楽:クラウディオ・グイデッティ  
●出演:レオナルド・ピエラッチョーニ/ロレーナ・フォルテーザ 
 バルバラ・エンリーキ/マッシモ・チェッケリーニ 
 アレッサンドロ・アーベル  
1998年イタリア作品 

 イタリアのトスカーナ地方の小さな田舎町で会計士として平凡に生きる青年が、巡業の途中に偶然村に立ち寄ったフラメンコダンサーに一目惚れ、その恋の顛末を個性豊かな村人や舞踏団のダンサーたちを賑やかに絡ませて描いたラブ・コメディ。 
 牧歌的な風景のなかで陽気に生きる人々の姿を描いているところから、先日観た「ウェイクアップ!ネッド」をふと思い出した。 
 どちらの映画も大らかな人間讃歌という点でも共通している。 
 ほのぼのとした気分で、「人生は素晴らしい」と思わせてくれる。 
 主演の会計士を演じるレオナルド・ピエラッチョーニが監督、脚本も兼ねている。 
 そして相手役のロレーナ・フォルテーザをはじめダンサーたちがみなセクシーで魅力的だ。 
 だが題名が「踊れ!」となっているわりにはダンス場面が意外と少ないのが少々残念だ。 
 せっかくの美人ぞろいなのだから、もっとたくさん情熱的な踊りを見せてほしかったところである。

 
 
 
 
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