キネマ旬報邦画ベストテン100作品データ NO.5
 
 
 
悪魔の手鞠唄
 
●監督:市川崑 ●原作:横溝正史 
●脚本:久里子亭 ●撮影:長谷川清 
●音楽:村井邦彦  
●出演:石坂浩二/岸恵子/若山富三郎  
 仁科明子/永島暎子/渡辺美佐子
 草笛光子/加藤武  
   
1977年東宝作品

 
 
 
 
お葬式
 
 
●監督・脚本:伊丹十三   
●撮影:前田米造 ●音楽:湯浅謙二 
●出演:山崎努/宮本信子/菅井きん 
 大滝秀治/財津一郎/友里千賀子 
 尾藤イサオ/高瀬春奈  
   
1984年ATG作品

 冠婚葬祭が映画の一シーンとして登場するのはなにも珍しくはないが、「葬式」そのものを映画として取り上げるということはこの映画が始めてではなかろうか。 
 妻の父が急死したために、突然未経験の葬式のいっさいを取り仕切らねばならななくなった主人公の、葬式が終わるまでの一部始終がおもしろおかしく描かれていく。 
 そんな話を映画にしておもしろいのかと誰もが疑問に思うところだが、そこを逆手にとった意表をつく発想で、映画は見事に大ヒットをしたわけだ。 
 俳優伊丹十三の初監督作であるが、こういった奇抜な発想こそが彼の持ち味で、彼のジャーナリスティックな才能が感じられるところである。 
 その後の映画もすべてこの路線を走っていくことになる。 
 さらにこうした発想を真似たいわゆる「ハウツーもの映画」が続々と作られることにもなる。 
 周防正行監督などもこうした発想の影響を受けたひとりといえよう。 
  
 葬式といえば、すぐに小津映画を思い出すが、この映画でもやはりところどころに小津映画を引用したような部分が見受けられる。
 
 
 
 
火宅の人
 
  
●監督・脚本:深作欣二 ●原作:檀一雄  
●脚本:神波史男 ●撮影:木村大作 
●美術:佐野義和/秋吉泰海 ●音楽:井上堯之  
●出演:緒形拳/いしだあゆみ/原田美枝子 
 松坂慶子/檀ふみ/石橋蓮司/井川比佐志 
 山谷初男/宮内順子  
   
1986年東映京都作品

 「火宅」という言葉をこの映画の原作である壇一雄の小説ではじめて知った。 
 「現世、この世、娑婆」を意味する言葉であるが、ここではむしろその字のごとくまさに燃え上がるような混乱に満ちた家庭というふうに考えたほうがより正確なような気がする。 
 壇一雄自身をモデルに書かれたものである。 
 前妻に死なれ、数人の幼い子供とともに残された小説家が再婚するが、子供のひとりが障害児になったことから家庭の崩壊が始まり、彼は新しい恋人のもとへと逃げ去ってしまう。 
 だがそこもけっして安住できる場所ではなく、彼はそこからも逃げだし、各地を放浪することになる。 
 そんな「火宅の人」壇一雄の人生が深作欣二のスピーディーで骨太な映像がなぞっていく。 
 緒方拳が家族を想いながらも心の欲求に動かされて放浪せざるをえない小説家の身勝手さや心の苦悩を壇一雄になり切って見事に演じていて見ごたえがある。 
 薄っぺらでない、いかにも厚みのある小説家という存在感がある。 
 
  
 
 
カルメン故郷に帰る
 
  
●監督・脚本:木下恵介 ●製作:月森仙之助  
●撮影:楠田浩之 ●音楽:木下忠司   
●出演:高峰秀子/小林トシ子/井川邦子 
 佐野周二/坂本武/笠智衆 
 見明凡太郎/三井弘次 
   
1951年松竹大船作品

 日本初のカラー作品だが、当時の言い方をすれば「総天然色映画」だ。 
 もちろんこちらのほうがピッタリくるのは間違いない。 
 
 
 
 
 
狂った果実
 
  
●監督:中平康 ●原作・脚本:石原慎太郎  
●撮影:峰重義 ●美術:松山崇  
●音楽:佐藤勝/武満徹 
●出演:石原裕次郎/津川雅彦/北原三枝  
 岡田真澄/芦田伸介/石原慎太郎  
   
1956年日活作品

 
  
 
 
 
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