第8回 なみおか映画祭 NO.1 |
今年で8回目をむかえる「なみおか映画祭」が今月の19日から始まった。
今回の映画祭のキャッチ・コピーは「ポップコーンはいらない」というもので、ドキュメンタリーというコンセプトのもと、ポップコーンの似合わない映画を中心にプログラムが組まれている。 その目玉となるのが、アメリカのドキュメンタリー作家、フレデリック・ワイズマンの作品である。 今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞した「メイン州ベルファスト」を始めとするワイズマンの作品10本が上映された。 それにイランの映画作家アボルファズル・ジャリリ、さらには篠崎誠、是枝裕和、黒沢清、諏訪敦彦といった日本の監督たちの作品を組み合わせたものである。 いずれの作品もなんらかの形でドキュメンタリーと劇映画の関係を考えさせられる要素をもったものばかりである。 都合20作品の上映ということに加え、「メイン州ベルファスト」が4時間を越える上映時間ということもあって、いつもより会期を一日延長し、5日間の上映となっている。 私は都合で全日程には行けず、結局ワイズマンの作品5本だけは観ることができなかったのだが、それでも映画祭全体の様子はなんとか見ることができたように思う。 それにしてもこの映画祭に参加するたびに思うことだが、スタッフたちの下準備の大変さはいかばかりかということである。 おそらくどこの映画祭でもそうなのだろうが、映画祭が終わった瞬間から次の映画祭への準備が始まり、ほぼ一年をかけて開催にこぎつけるということを繰り返しているわけだ。 その努力や苦労を考えると、あだやおろそかに映画は観れないという気分にさせられる。 襟を正すと言えばおおげさになるかもしれないが、幾ばくかの敬意と緊張を感じながら劇場へと足を運ぶことなる。 今回もそうした意識を持ち、さらには腰や尻の痛みに耐えながら見続けた5日間であった。 そして気分のいい疲労感を感じながら映画祭の会場を後にしたのである。 |
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