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2008年日本作品。 上映時間114分。 監督: 田口トモロヲ プロデューサー: スージュン エグゼクティブプロデューサー: 甲斐真樹 原作: みうらじゅん 『色即ぜねれいしょん』(光文社文庫刊) 脚本: 向井康介 撮影: 柴主高秀 美術: 丸尾知行 編集: 上野聡一 音楽: 大友良英 音響効果: 伊藤瑞樹 主題歌: 渡辺大知 『どうしようかな』/ 峯田和伸/ 岸田繁 VFXスーパーバイザー: 小田一生 出演: 渡辺大知/ 峯田和伸/ 岸田繁/ 堀ちえみ/ リリー・フランキー/ 臼田あさ美/ 石橋杏奈/ 森岡龍/ 森田直幸/ 古川雄弥/ 大西ユカリ/ 山本浩司/ 安藤サクラ/ 山田ゆき/ 大杉漣/ 宮藤官九郎/ 木村祐一/ 塩見三省 |
青春とは、けっして輝かしい栄光に包まれたものではない。
いや、むしろ失敗や挫折の連続で、恥ずかしいものであり、情けないもの。 とくに男の子の場合は、その度合いが強いように思う。 この映画は1974年のそうした青春真っ只中にある、等身大の高校生を描いた物語。 普通の高校生のモヤモヤ感やドキドキ感が、おもしろおかしく描かれていて、思わず微苦笑してしまう。 こうした経験は、多かれ少なかれ誰しもが通ってくる道すじであるだけに、共感するところが多い。 主役を演じた渡辺大知がなかなかいい。 どちらかというと三枚目の彼が、物語が進んで行くうちにだんだんと魅力的に見えてくる。 そして最後に学園祭の舞台でギター片手に歌を唄う場面では、完全にノックアウトされてしまった。 彼は「黒猫チェルシー」というロックバンドのボーカルで、これが映画初出演だが、始めての演技とは思えない溌剌さで、まさにはまり役である。 映画が終わった後も、不思議な魅力に取り付かれてしまった。 その残像が、いつまでも消えないで残っている。 原作者みうらじゅんの高校時代を下敷きに、俳優の田口トモロヲが監督、このふたりは「アイデン&ティティ」に続くコンビである。 個性的なふたりがタッグを組んだ映画だが、変に個性的にならず、直球勝負をしているところが、好感がもてる。 なかなかいいコンビである。 |
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