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1955年日本作品。 上映時間105分。 監督: 鈴木英夫 製作: 佐藤一郎 原作: 鈴木惣太郎 脚本: 菊島隆三 撮影: 中井朝一 美術: 北辰雄 音楽: 斎藤一郎 出演: 池部良/ 司葉子/ 笠智衆/ 藤原釜足/ 千秋実/ 北沢彪/ 滝花久子/ 清水将夫 |
プロ野球の黎明期に活躍した伝説の投手、沢村栄治をモデルに、その半生を描いた映画。
沢村が巨人軍に在籍したのは昭和9年から昭和18年までの9年間の短さであるが、プロ野球リーグ開始の阪神戦でノーヒットノーランを達成したり、日米選抜野球ではベーブ・ルースやルー・ゲーリッグを三振にとるなど、 黎明期の巨人、日本プロ野球界を代表する速球投手として活躍した。 しかし3度の徴兵によって選手生命を縮めることになり、最期は28歳の若さで戦場に散っている。 そんな悲運の大投手を池部良が演じている。 この映画に出演する前の池部良は、野球のことをまったく知らず、ボールを握ったこともなかったそうだ。 それを沢村のキャッチャーを勤めた内堀氏(映画では千秋実が演じている)から特訓を受けて、なんとかそれらしく投げられるようになる。 映画では沢村独特の足を高くあげて投げるピッチングフォームをけっしてうまくはないが、不自然に見えない程度に再現している。 物語は最初の応召の際に手榴弾を多投させられたことが原因で肩を痛め、それが原因で球界に復帰後も かつてのようなピッチングができずに悩む沢村と、彼を支える妻(司葉子)やチームメイト(笠智衆が巨人軍監督の藤本を演じているのが興味深い)の姿が描かれていく。 そして努力の甲斐あって徐々に成績が上向きはじめたたところで、再び召集されてしまうのである。 沢村栄治の無念の声が聞こえてくるような余韻を残して映画は終わる。 <2008/06/05>
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