2008年2月21日
 
 
街のあかり
LAITAKAUPUNGIN VALOT
 
 
2006年フィンランド/ドイツ/フランス作品。  上映時間78分。 監督/製作/脚本/編集: アキ・カウリスマキ  撮影: ティモ・サルミネン  音楽: メルローズ  出演: ヤンネ・フーティアイネン/ マリア・ヤンヴェンヘルミ/ マリア・ヘイスカネン/ イルッカ・コイヴラ/ カティ・オウティネン
 
 アキ・カウリスマキ監督の敗者三部作(「浮き雲」「過去のない男」)の最終章。
劇的な盛り上がりがないにもかかわらず、カウリスマキ監督の映画はなぜか最後まで惹きつけられてしまう。
登場人物たちは、みな一様に不幸に直面するが、ちっとも深刻な感じがしない。
感情を抑制した演出のせいもあるのだろうが、それだけではない根っからの楽天性を感じてしまう。
どんな不運な出来事も運命と思って受け入れようとするいさぎよさが、登場人物たちのなかにはある。
だからどん詰まりの不幸もけっして悲惨なものには見えない。
「人生、いろんなことがあるさ。」といった軽いフットワークが心地いい。

 
 
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