2005年5月17日
 
 
イン・ザ・カット
IN THE CUT
 
 
2003年アメリカ作品。 上映時間119分。 監督/脚本: ジェーン・カンピオン 製作: ニコール・キッドマン/ ローリー・パーカー 製作総指揮: エフィー・ブラウン/ フランソワ・イヴェルネル 原作/脚本: スザンナ・ムーア 撮影: ディオン・ビーブ 音楽: ヒルマル・オルン・ヒルマルソン 出演: メグ・ライアン/ マーク・ラファロ/ ジェニファー・ジェイソン・リー/ ケヴィン・ベーコン/ ニック・ダミチ/ シャーリーフ・パグ
 
 メグ・ライアンもジェーン・カンピオンもこの映画で一気に評価を落としてしまった。 
 とくにメグ・ライアンは新境地を開こうと果敢に汚れ役に挑戦したようだが、その意気込みが完全に裏目に出てしまった。 
 都会の自立したインテリ女性の孤独と憂鬱を演じるには、健康的なイメージのメグ・ライアンはいかにもふさわしくない。 
 イメージが乖離したまま悪戦苦闘する姿は痛々しい。 
 ジェニファー・ジェイソン・リー、ケビンベーコンといった個性的な俳優が出ているにもかかわらず、彼らの良さがまったく生かされていない。 
 とくにケビンベーコンの役柄はまったく意味のない役柄で、どうしてケビンベーコンがこの役なのかと思ってしまう。 
 サイコ・ミステリーとフェミニズムが2本の柱になっているが、どちらも中途半端な描き方で、退屈きわまりない。 
 途中で投げ出したくなったが、なんとか我慢してようやく見終わった。 
 2人の女性の意気込みだけが先行、結局空回りしてしまった映画である。 
<2005/5/24>

 
 
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