2005年2月4日
 
 
21グラム
21 GRAMS
 
 
2003年アメリカ作品。 上映時間124分。監督/製作: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 製作: ロバート・サレルノ 製作総指揮: テッド・ホープ 脚本: ギジェルモ・アリアガ 撮影: ロドリゴ・プリエト/ フォルトゥナート・プロコッピオ 美術: ブリジット・ブロシュ 編集: スティーヴン・ミリオン 音楽: グスターボ・サンタオラヤ 出演: ショーン・ペン/ ベニチオ・デル・トロ/ ナオミ・ワッツ/ シャルロット・ゲンズブール/ メリッサ・レオ/ ダニー・ヒューストン/ クレア・デュヴァル
 
 いくつかのエピソードがバラバラに解体され、その断片が交錯し、さらに時間が前後しながら進んでいくというのがこの映画の最大の特徴である。
 判りにくいことこのうえない。
 これに着いていくためには、かなりの忍耐とエネルギーが要求される。 
 約2時間のドラマなのに、1時間を過ぎても全体像がまったく掴めない。 
 ショーン・ペン、 ベニチオ・デル・トロ、 ナオミ・ワッツの3人が主な登場人物らしいのだが、その三者の関係がまったく見えてこない。 
 次第にイライラが募ってくる。 
 そして見続けるのをなかば諦めかけたころ、霧のなかから突然、風景が浮かび上がってくるように全体像が姿を現し、それまで焦点が合わなかった物語の輪郭が明瞭になってくる。 
 いかにも手の込んだ仕掛けである。
 監督の目論見に見事はまってしまったというところだが、けっして不快ではない。
 いや、それどころか、ギブアップ寸前まで焦らされていただけに、この瞬間のスッキリとした気分は心地いい。 
 時間、空間を自在に移動するという映画本来の表現方法をこれほどまでに使いこなした技は見事と言わざるを得ない。
 これが2作目というメキシコ人監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニヤリトゥに拍手を送りたい。
<2005/3/16>

 
 
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