ベスト・オブ・女の生き方
 
 
 
 
 
   
 ふたりの女 60伊 LA CIOCIARA 
  
 製作 カルロ・ポンティ 監督・脚本 ビットリオ・デ・シーカ  
 原作 アルベルト・モラビア 脚本 チェザーレ・ザバッティーニ 
 撮影 ガボール・ポガニー 音楽 アルマンド・トロバヨーリ 
 出演 ソフィア・ローレン/ジャン・ポール・ベルモンド 
       ラフ・バローネ 




 カンヌ映画祭主演女優賞(S・ローレン) 
 
 
 
 
 
 
  
 麗しのサブリナ 54米 SABRINA 
  
 製作・監督・脚本 ビリー・ワイルダー 
 原作・脚本 サミュエル・テーラー 脚本 アーネスト・レーマン 
 撮影 チャールズ・ラングJr 音楽 フリデリック・ホランダー 
 出演 オードリー・ヘップバーン/ハンフリー・ボガード 
       ウィリアム・ホールデン 
  


 「ローマの休日」に続いて主演したオードリー・ヘップバーンのこの作品は現代のおとぎ話のようなシンデレラ・ストーリーである。 
 大財閥ララビー家の運転手の娘サブリナ(ヘップバーン)はララビー家の次男デイビッド(ウィリアム・ホールデン)に幼い頃から恋していたが、プレーボーイの彼は小娘の彼女には見向きもせず失恋、傷心の彼女はパリへと旅立つ。 
 2年後洗練されたセンスを身につけて帰国した彼女は見違えるような大人の女に変身していた。 
 そんな彼女に今度はデイビッドのほうが夢中になってしまう。 
 さらに堅物の長男ライナス(ハンフリー・ボガード)までもがサブリナの魅力の虜になってしまい、3人のロマンチックな恋の駆け引きが繰り広げられる。 
 オードリー・ヘップバーンの魅力満載の映画である。 
 彼女の魅力の最大のものは少女っぽい妖精ぶりであろう。 
 その妖精ぶりを引き立たせるために監督のビリー・ワイルダーはハンフリー・ボガード、ウィリアム・ホールデンといった配役を考えたのだと思う。 
 こうした成熟した大人の男を配することでその少女性をよりいっそう際だたせようと考えたに違いないのだ。 
 後にワイルダーがヘップバーン主演で再び撮った「昼下がりの情事」も同様で、こちらは当時56歳のゲーリー・クーパーがお相手である。 
 そしてさらに彼女の魅力を増幅させているもうひとつの要素がオードリーが身につけたファッションである。 
 パリ帰りの彼女の変身ぶりを鮮やかに見せているのがウエストをぴったり絞ったダブルボタンのジャケットとふくらはぎまでの長さのスリムなスカートを合わせたシックなスーツである。 
 これはワイルダーがオードリーをパリに行かせて彼女自身に選ばせた衣装で、その後のオードリーとは切っても切れない関係になるユーヴェル・ド・ジバンシーがデザインしたものであった。 
 そしてこの時さらにもう2点、ジバンシーデザインの衣装を選んでいる。 
 ひとつはララビー家のパーティーに着て現れてララビー家の人々を驚かせるという白いカクテルドレス、そしてもう1点は後に「デコルテ・サブリナ」と呼ばれることになるネックラインがデザインされた黒いカクテルドレスである。 
 こちらはハンフリーボガードとのデートのときに着るための衣装であった。 
 だがこれらの印象的な衣装を提供したジバンシーの名前は映画のクレジットにはない。 
 それはこの映画の衣装を担当したイーディス・ヘッドがジバンシーといっしょにクレジットされることを拒否したことによるものといわれている。 
 その結果彼女だけがアカデミー衣装デザイン賞の栄誉を受けることになった。 
 だがこの映画でジバンシーのドレス以外のファッションが観客の絶大な支持を受けたことも事実で、オードリーが身につけた「サブリナ・パンツ」や「サブリナ・シューズ」さらには「サブリナ・カット」と呼ばれたヘアー・カットなどが「サブリナ・ファッション」として世界中で流行したのである。 
  今もこの映画がファッションの教科書のような存在として認識されている所以である。 


 アカデミー衣装デザイン賞、ゴールデングローブ脚本賞  
 

 
 
 
 
 
  
 グッバイ・ガール 77米THE GOODBYE GIRL 
  
 製作 レイ・スターク 監督 ハーバート・ロス 
 脚本 ニール・サイモン 撮影 デビッド・M・ウォルシュ 
 音楽 デイブ・グルーシン 
 出演 リチャード・ドレイファス/マーシャ・メイスン 
      クイン・カミングス 




 アカデミー&ゴールデングローブ主演男優賞(R・ドレイファス)、  
  ゴールデングローブ作品賞、監督賞、脚本賞  
 
 
 
 
 
  
 マイ・ライフ 78米 SEE HOW SHE RUNS  
  
 製作 ジョージ・イングランド 監督 リチャード・ヘフロン 
 原作 ジュリア・ソレル 脚本 マービン・A・グラック 
 撮影 ロン・ロートア 音楽 ジミー・ハスケル 
 出演 ジョアン・ウッドワード/ジョン・コンシダイン 
    バーナード・ヒューズ/バーバラ・ミーク 
      リシー・ニューマン/メリ・ベス・マニング 
  

 
 
 
 
 
 
 グロリア 80米 GLORIA 
  
 監督・脚本 ジョン・カサベテス 撮影 フレッド・シュラー 
 音楽 ビル・コンティ 
 出演 ジーナ・ローランズ/ジョン・アダムズバック・ヘンリー 
       ジュリー・カーメン 
  
  




 ベネチア映画祭金獅子賞 
 
 
 
 
 
 
  
 ワーキング・ガール 86米 WORKING GIRL 
  
 製作総指揮 ロバートグリーンハット/ローレンス・マーク 
 製作 ダグラス・ウィック 監督 マイク・ニコルズ 
 脚本 ケビン・ウェイト 撮影 ミヒャエル・バウハウス 
 音楽 カーリー・サイモン 
 出演 メラニー・グリフィス/シガニー・ウィーバー 
      ハリソン・フォード 


 アカデミー主題歌賞 
 
 
 
 
 
 
    
 私の中のもうひとりの私 89米 ANOTHER WOMAN 
  
 製作総指揮 ジャック・ロリンズ/チャールズ・H・ジョフィ 
 製作 ロバート・グリーンハット 監督・脚本 ウッディ・アレン 
 撮影 スペン・ニクビスト 
 出演 ジーナ・ローランズ/ミア・ファーロー/イアン・ホルム 
       ジーン・ハックマン/ジョン・ハウスマン/ブライス・ダナー 
 
 
  
 
 
  
 ふたりのベロニカ 91仏/ポーランド 
 LA DOUBLE VIE DE VERONIQUE 
  
 製作総指揮 レオナルド・デ・フェンテ 
 製作 ベルナール・P・ギルマン 
 監督・脚本 クシシュトフ・キェシロフスキ 
 脚本 クシシュトフ・ピェシェビチ 撮影 スワボミル・イジャック 
 音楽 ズビグニエフ・プレイスネル 
 出演 イレーヌ・ジャコブ/ハンナ・グリグラシェフスカ/イエジ・グッデイゴ 
       フィリップ・ボルテール 




 カンヌ映画祭主演女優賞(I・ジャコブ)、国際批評家連盟最優秀賞、 
 
 
 
 
 
 
  
 トリコロール/青の愛 93仏 TROIS COULEURS BLEU 
  
 製作マラン・カルミッツ 
 監督・脚本 クシシュトフ・キェシロフスキ 
 脚本 クシシュトフ・ピェシェビチ 
 撮影 スワボミル・イジャック 
 音楽 ズビグニエフ・プレイスネル 
 出演 ジュリエット・ビノシュ/ブノワ・レジャン 
       エマニュエル・リバ/シャルロット・ベリー 




  ベネチア映画祭金獅子賞、主演女優賞(J・ビノシュ) 
 
 
 
  
 
 
   
 冬物語  91仏CONTE D'HIVER 
  
 製作 マルガリッタ・メネゴス 監督・脚本 エリック・ロメール 
 撮影 リュック・パジェス 音楽 セバスチャン・エルムス 
 出演 シャルロット・ベリー/フレデリック・バン・デン・ドリーシュ 
       ミシェル・ボレッティ/エルベ・フュリク 


 
 
 
 
 
  
 フライド・グリーン・トマト 91米 FRIED GREEN TOMATOES 
  
 製作総指揮 ノーマン・ベアー 製作 ジョーダン・カーナー 
 製作・監督 ジョン・アブネット 原作・脚本 ファニー・フラッグ 
 脚本 キャロル・ソビエスキー 撮影 ジェフリー・シンプソン 
 音楽 トーマス・ニューマン 
 出演 キャシー・ベイツ/ジェシカ・タンディ/シシリー・タイソン 
   メアリー・スチュアート・マスターソン 
  


 
 
 
 
 
  
 キャリア・ガールズ 97 CAREER GIRLS 
  
 製作 サイモン・チャニング・ウィリアムズ 
 監督・脚本 マイク・リー 撮影 ディック・ポープ 
 出演 カトリン・カートリッジ/リンダ・ステッドマン 
      ケイト・バイアーズ/アンディー・サーキス 
       マーク・ベントン/ジョー・タッカー 

 
  
 
 
 
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