12/3 追跡者
(アメリカ)
「逃亡者」でハリソン・フォードを執拗に追い続けたジェラード警部(トミー・リー・ジョーンズ)を主人公に「逃亡者」の続編として作られた作品である。
監督は「エグゼグティブ・デシジョン」で緊迫したサスペンス・アクションを撮ったスチュアート・ベアードである。
そしてウェズリー・スナイプスとロバート・ダウニーJrが共演というなかなか豪華なチームである。
だがこの組み合わせにしては作品の出来はいまひとつである。
娯楽作品としてはそこそこ楽しめる内容にはなっているが、この顔ぶれを見れば、この程度では満足しきれないというところだ。
「エグゼグティブ・デシジョン」同様、ここでも旅客機を使った大がかりなサスペンスが見られ、さすがに手堅く、緊迫した画面を楽しめるが、「逃亡者」「エグゼグティブ・デシジョン」両方の二番煎じとしか思えない。
こうした続編になれば、やはりもうひとひねりもふたひねりもしなければファンが納得しないということだろう。
監督 スチュアート・ベアード 脚本 ジョン・ボーグ
撮影 アンジェイ・バートコウィアク 音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演 トミー・リー・ジョーンズ/ウエズリー・スナイプス
ロバート・ダウニーJr/イレーヌ・ジャコブ
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